事業内容

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事業内容

当社は、親会社である株式会社カネカの技術力を背景に、医療現場が求める医療機器を、「Made in Japan」製品として日本はもとより世界に向けて発信しています。主力3事業である 「インターベンション事業」、「血液浄化事業」、「シラスコン®事業」 に加え、「眼科事業」、「消化器事業」、「電気生理事業」 を展開しています。医療現場の細かなニーズを汲んだ製品は非常に高く評価されており、高齢化社会の進展に伴い、当社製品の需要はさらに拡大していくと考えます。

インターベンション事業

「インターベンション治療(低侵襲性治療)」 とは、循環器、脳、消化器、泌尿器などの疾患に対して、カテーテル(細い管状のデバイス)を血管に挿入し、患部の治療を行う術式です。当社では、創業以来、特に患者様への身体的負担が軽減される 「インターベンション治療」 に主眼をおき、日本人の手先の器用さを活かし、微細組立加工技術を駆使した種々のカテーテル製品を国産製品としてラインナップしております。研究開発から製造にわたるほとんどの工程を国内で行っている為、医療現場からの品質や製品に対する評価は高く、ソリューションの提供に繋がる製品が多くラインナップされていると自負しています。

    • 脳動脈瘤治療用塞栓コイル

    脳動脈瘤治療用塞栓コイル

    脳動脈瘤治療などに用います

    • 貫通カテーテル

    貫通カテーテル

    心臓の詰まった血管を通過させる際に用います

    • PTCAバルーンのカテーテル

    PTCAバルーンカテーテル

    心臓の細くなった血管を拡げるために用います

    • オクリュージョンバルーンカテーテル

    オクリュージョンバルーンカテーテル

    血流遮断または塞栓コイルの補助として用います

血液浄化事業

「血液浄化」とは、血液中から病気の原因となる有害な物質を取り除く治療方法で、透析、ろ過、吸着、分離などの方法があり、慢性腎不全の患者様に対する血液透析療法がよく知られています。当社の血液浄化事業は、1986年の、家族性高コレステロール血症を適応症とするLDLコレステロールの吸着除去(LDLアフェレシス)システムの上市に端を発し、以来、独自の製品を開発してきました。国内では、全国の基幹病院を中心に血液浄化センターや透析室等で、薬剤療法のみではなかなか治療目標に到達できない多くの患者様に治療を受けていただいております。

特に、心臓や足(肢)の動脈硬化が原因となる疾患や腎臓の疾患(腎糸球体硬化症)、自己免疫疾患などに適応される種々の製品を有しており、多くの治療効果を上げてきました。また、長期間にわたって血液透析をうけておられる患者様に特有の合併症に適応を有する製品は、患者様のADL(日常活動)向上に貢献しています。

    • 吸着型血液浄化器

    吸着型血液浄化器

    透析患者様の合併症予防に用います

    • 吸着型血漿浄化器

    吸着型血漿浄化器

    コレステロールを吸着して血液をサラサラにします

    • 血漿浄化装置

    血漿浄化装置

    治療を行うために必要なマシン

シラスコン®事業

シラスコン®事業が提供する製品は、「体に優しく」、「体内で異物反応をしにくい」、「血液が固まりにくい」、「柔らかい」等の特徴を持つ優れたメディカルグレードシリコーンを原材料としています。前身のダウコーニング社のシリコーン樹脂加工技術とカネカの高分子加工技術が融合した独自の先端技術を駆使して開発・製造された当社の医療用製品のブランドです。「ドレナージ」と呼ばれ、脳脊髄液の貯留に伴う疾患の治療目的での脳脊髄液の排液や、外傷や外科手術後の体内滲出液や血液の排泄に用いられる柔らかいチューブ状の製品です。脳神経外科・一般外科領域においてシリコーン医療用製品の代名詞ともなっており、この分野におけるトップランナーであり続けています。

    • 脳脊髄液リザーバー

    脳脊髄液リザーバー

    持続的に脳脊髄液を排出するシステムです

    • 体内留置排出用チューブ

    体内留置排出用チューブ

    体内に留置して手術後の排液を体外に誘導するチューブです

    • 脳神経外科用カテーテル

    脳神経外科用カテーテル

    体内に留置して脳脊髄液と血液を体外に排出するチューブです

眼科事業

  • 涙道チューブ

    涙道チューブ

    涙が流れる道<涙道>が詰まった時に、涙道を拡げて涙の流れをとり戻すために用いるチューブです

1994年10月からスタートした事業です。特に高い評価をいただいている「カネカ涙道チューブ」は、涙道(るいどう:涙が目から鼻へ通り抜ける器官)が詰まり、涙があふれ出る「流涙症(りゅうるいしょう)」治療の分野では広く認知された製品となっています。長きに渡って製品をお使いいただけることはカネカメディックスの誇りです。私たちが目指すものは、現代人の「涙道」を本来の元気な状態に戻すこと。そして、涙道疾患から発生する、さまざまな悩みを解決するお手伝いをすることです。 「涙道チューブ」のさらなる改良、より使いやすい眼科領域のデバイスの開発を通して、目や涙でお悩みの方々のお役に立つことをモットーとしています。

消化器事業

2015年7月から本格的に立ち上がった事業です。現在は主に消化器内視鏡領域を対象に営業活動を行っています。胆道を拡張するバルーンや、消化管(食道、胃、大腸)内にできる早期の表層癌を経内視鏡的に切除するために用いるスネアデバイスを主な商材として扱っています。今後は循環器領域、脳外科領域で培ってきたカテーテル製造技術を消化器領域にも活かして製品化していくことで、他社との差別化を図っていきたいと考えています。

    • 先端ナイフ付高周波スネア

    先端ナイフ付高周波スネア

    消化管癌を内視鏡的に切除するためのカテーテルです

    • 胆道拡張バルーンのカテーテル

    胆道拡張バルーンカテーテル

    細い胆管の入口<ファーター乳頭>を拡張する拡張用バルーンです

    • 高周波止血鉗子

    高周波止血鉗子

    消化管出血を通電しながら摘んで止血する治療具です

電気生理事業

2018年3月より本格的に製品の販売を開始している新しい事業です。主な製品は、心臓の規則正しい拍動(心拍)が乱れる心臓疾患(不整脈)の診断、治療に用いる心臓電気生理学的検査用カテーテル「カネカ電極カテーテル」です。心臓は自ら電気興奮を作り出し、その電気興奮を心筋の隅々まで伝導させることで拍動しています。この電気興奮に異常が生じると、心拍が遅くなったり(徐脈)、早くなったり(頻拍)して、不快感や息苦しさ、めまい・ふらつきなどの症状が現れ治療が必要になります。「カネカ電極カテーテル」は、この頻拍の原因となっている異常な興奮部位や異常な刺激伝達をしている伝導回路を明らかにするために使用します。今後は不整脈の治療に用いる心筋焼灼術用カテーテル(アブレーションカテーテル)など、不整脈の診断、治療のための各種医療機器を提供していく予定です。

    • 電極カテーテル

    電極カテーテル

    不整脈の診断及び原因を特定するカテーテルです

    • 電極カテーテル(先端部分)

    電極カテーテル(先端部分)

    カテーテルの先端は柔軟に動きます